ここに一冊の本があります。
これは、財団法人全国精神障害者家族会連合会が発行しているもので、家族会のなりたちや活動などのあゆみが乗せられています。
冒頭にこのような記述があります。
「かつて精神障害者は座敷牢に閉じこめられ、人間扱いされない時代があった。それは人間の尊厳に対する著しい冒瀆であった。精神障害者というだけで、本人とその家族は偏見の目で見られ、また社会的にも制度的にも差別を受け続けてきた。多くの病者、家族が苦渋の生活の中に生き、ある者は苦しみに耐えかねて自らの命を絶った。その苦しみは同じ悩みを持ったものでなくてはわからない苦悩でもある。我々家族会の歴史をふりかえるとき、この苦悩を抜きに語ることはできない。なぜなら、こうした苦しみや悲しみこそが家族会運動の原点にあるからである。」
(財)全国精神障害者家族会連合会発行 みんなで歩けば道になる -全家連30年のあゆみ-より引用)
これを目にした時、大きな衝撃を覚えました。
きっと全国各地で、当事者と家族の思いが集まり、やむにやまれず出来たものであったのだと・・・
徳山地区精神保健家族会も、その一つでした。

